冊子の見開きと面付けの違い:印刷会社に渡すPDFのページ順を確認
独自の8ページPDF例で、単ページ、読むための見開き、印刷用見開きを比較します。ページ順を確認し、同じ冊子を二重に面付けするのを防ぎます。
目次
読むための見開きは、2~3ページなど、読む順に向かい合うページを示します。印刷用見開きは、特定の印刷と折り方に合わせた組み合わせです。例えば8ページの中綴じ冊子では8~1ページを組にします。単ページPDFは、仕上がりの各ページを分けて保存します。印刷会社が求める配置を渡してください。開いた本のように見えるレイアウトが、そのまま必要な生産用データとは限りません。
「単ページ」でも、1つの複数ページPDFを意味する場合があります。通常は各PDFページの大きさと配置を指し、8つの別添ファイルという意味ではありません。面付けしたコピーを作る前に、読む順序の完全なマスターを残します。
3つの配置を見分ける
面付けとは、予定する折り方と製本に合わせて、出版物のページを印刷用紙上に配置することです。同じ紙面に組み合わされるページが変わります。すべてのイラストを反転したり、図案内の文字を逆にしたりすることではありません。
Smartpressは読むための見開きと印刷用見開きを説明し、通常の印刷用入稿には単ページを求めています。また、分かれたページを含む1つのPDFと、ページごとに分けたファイルを区別しています。すべての印刷サービスの共通要件ではなく、特定の会社の例として参照してください。
| 配置 | 8ページの例 | 役立つ用途 |
|---|---|---|
| 単ページ | 1、2、3、4、5、6、7、8 | 順序通りのマスター、または仕上がりページを分けて求める印刷会社 |
| 読むための見開き | 1、次に2~3、4~5、6~7、最後に8 | 向かい合うページ同士の関係を確認する |
| 印刷用見開き | 8~1、2~7、6~3、4~5 | 特定の2枚の紙による中綴じ面付けの検証 |
この記事の数字は、表表紙と裏表紙を含む出版物の8ページすべてを識別します。実際の本では、印刷するノンブルが異なったり、表紙に番号を付けなかったりすることがあります。PDF内のページ位置と、紙面に見える数字を区別してください。
読むための見開きでも、最初と最後のページの扱いを決める必要があります。この校正では、表紙を独立させています。すべてのPDFページを同じ幅にするためだけに1~2ページを結合しないでください。この左から右に読む例では、その2ページは通常の見開きではありません。
独自の8ページ冊子をたどる
非対称のF字形モチーフ、右向きの矢印、固有のページ識別子を持つ、100 × 140 mmのページを8枚作りました。モチーフはどれもネイティブのベクター図案です。円や中央の星と違い、非対称なので反転に気付きやすくなっています。
そのマスターから、さらに2つのデジタル配置を作りました。読むための校正は、表表紙、3つの見開き、裏表紙の計5 PDFページです。中央の各ページは200 × 140 mmで、2枚の表紙は100 × 140 mmのままです。
印刷用見開きの検証は、200 × 140 mmの4 PDFページで、仮想の2枚の紙の表裏を表します。次の組み合わせを明示しています。
| 紙 | この検証での面 | 左ページ | 右ページ |
|---|---|---|---|
| 外側の紙 | A | 8 | 1 |
| 外側の紙 | B | 2 | 7 |
| 内側の紙 | A | 6 | 3 |
| 内側の紙 | B | 4 | 5 |
この検証は、左から右に読み、横を綴じる、2枚の紙の中綴じ冊子を前提としています。配置だけを確認するため、塗り足し、クリープ、トンボ、用紙厚は省いています。「面A」と「面B」はファイル上の識別であり、実際のプリンターで紙を給紙、反転、再挿入する方法の指定ではありません。

3つのPDFを開き直し、ページ数と寸法を確認し、ページ識別子を抽出しました。元のページ内容を置くための描画変換も調べました。配置では図案を平行移動し、水平方向の負の拡大率を使っていないため、Fと矢印は反転していません。描画したページについても、見えるレイアウトの誤りを別途確認しました。
これは範囲を限定したデジタルでの結果です。ファイルの識別、寸法、組み合わせ、方向を確認しています。実物の表裏の位置合わせ、正しい両面印刷の反転設定、印刷会社の受け付け可否までは確認していません。
ページの和だけでなく、識別も確認する
この8ページの例では、印刷用の各組の和は9です。8+1、2+7、6+3、4+5となります。UW–Madisonの見開き解説資料は、この関係と、読むための連続ページの組との違いを図示しています。
和は、明示した単純な配置の中では便利な確認方法です。ただし、面付け全体の検査にはなりません。すべての面に8~1を繰り返しても、和は合っているのに6ページが欠けます。左右を入れ替えても、和を保ったまま配置が変わる場合があります。
4つの面全体に、必要な8つのページ識別がそれぞれ1回ずつ現れること、各左右の組が選んだ配置図と一致すること、図案が意図する向きを保っていることを確認します。意図的な白紙もページ数に含め、その位置を明示してください。印刷されたノンブルがなくても、順序上必要なページである場合があります。
ページ数、製本、読む方向、折丁の構成が違う場合は、正しい配置図を入手します。8ページの例からコピーした公式では、それらの製造条件を代わりに選ぶことはできません。
面付け済みファイルをもう一度面付けしない
面付け済みPDFの1ページは、すでに出版物の2ページを含む幅広い紙面です。別の冊子印刷機能がその幅広い各面を新たな単ページと扱うと、既存の組を並べ替えたり拡大縮小したりすることがあります。これが、冊子用のページ配置を複数回行う二重面付けのリスクです。
例えば、単ページのマスターには幅の狭い8ページがあり、面付けしたコピーには幅広い4ページがあります。後工程のサービスが、その4枚の幅広いページを元の4ページ出版物と考えることはできません。担当者に配置を明確に説明し、求められる入力形式に従ってください。
Adobeは、InDesignで文書を読む順のまま保ち、印刷出力の段階で面付けできると説明しています。この分離は便利です。通常のマスターを保ち、意図して生産用出力を作れます。この検証ではInDesignやプリンタードライバーは動かしていません。
PrintingCenterUSAは冊子の単ページを明示して求め、プリプレス部門で紙の表裏に配置すると説明しています。その会社を利用するなら、この指示で誰が面付けするかが分かります。近所の印刷会社や家庭用印刷では、別のものを求められる場合があります。
配置を変えても、イラストは保つ
ページ内容を丸ごと配置します。ページ番号の並びを正しく見せるために、キャラクターやキャプションを反転しないでください。この印刷用見開きファイルで8ページを左半分へ移すのは、紙面上の位置を変える操作であり、内部の描画方向を変える操作ではありません。
閲覧用見開きをまたぐ絵は、別々の生産用ページに分かれる場合があります。書き出し後は正しい閲覧用の組を調べ、元のマスターで構図を保ちます。ノドの図案ガイドは、綴じ付近の重要な細部を扱います。PDFのページボックスのガイドでは、表示寸法と意図する仕上がり境界が異なる理由を説明しています。
フラットなキャラクターや装飾がビットマップでしかなく、配置前に形状を編集したい場合は、PerfectVectorの絵本イラストの手順で候補SVGを作れます。表情、シルエット、小さな隙間を元画像と比較し、確認した結果を読む順のマスターに配置します。ベクター化は、ページの並べ替え、面付け、両面印刷設定の選択を行いません。この例では、トレースせず、直接作ったベクターモチーフを使っています。
質感や絵画的なスタイルを保ちたい適切なラスターイラストは、そのまま残します。絵本のラスターとベクターのガイドは、PDF配置とは別の図案の判断を扱います。
入稿前にファイルの内容を説明する
仕上がりページ寸法、総ページ数、製本方式、ファイルが単ページ、閲覧用見開き、面付け済み紙面のどれかを印刷会社に伝えます。意図的な白紙も含め、表紙が同じファイルに入るのか、別テンプレートに従うのかを明確にしてください。
レイアウトアプリの見開き表示だけに頼らず、実際に書き出したPDFを開きます。最初と最後のページ、中央の見開き、ページ寸法、全体の順序を確認します。家庭用印刷を担当する場合は、完成図案の本印刷に入る前に、小さな校正で実機の給紙と両面印刷の挙動を試してください。この検証では、機種固有の反転規則は示していません。
適切な入稿は、受け取る工程が期待する配置であり、出版物全体に照らして確認したものです。別の生産用配置が必要になっても本を組み直さずに済むよう、読む順のマスターを残します。
よくある質問
読むための見開きと印刷用見開きは何が違いますか? 読むための見開きは、読む順に向かい合うページを示します。印刷用見開きは、特定の印刷と折り方に合わせた組です。この8ページ中綴じの例では、2~3は閲覧用の組、8~1は印刷用の組の1つです。
単ページPDFとは、ページごとに別のPDFを作ることですか? 必ずしもそうではありません。各PDFページが出版物の仕上がり1ページを含む、1つの複数ページPDFを求める会社もあります。アップロードの指示を確認し、必要な順序をすべて含めます。
すでに印刷用見開きのPDFに、冊子印刷を選ぶべきですか? 自動的にもう一度冊子配置を適用しないでください。受け取る工程が順序通りのページと面付け済み紙面のどちらを期待するか確認し、その入力に指定された設定を使います。
出典
- Smartpress:閲覧用見開きと印刷用見開き:配置の定義、8ページの組、単ページの入稿指針です。
- UW–Madison:閲覧用見開きと印刷用見開き:8ページの配置図と、組の和による確認です。
- Adobe InDesign:冊子印刷用に文書を面付けする:読む順の文書ページと、面付け出力を分ける仕組みです。
- PrintingCenterUSA:ページ数の概要:冊子用単ページファイルの要件と、プリプレスでの配置です。
本を組む前に、フラットなビットマップのキャラクターを編集しますか? 候補SVGを作って比較し、確認した形状を読む順のマスターに置いてから、印刷会社が求める配置で最終PDFを確認してください。


