Adobe Stockのベクター要件:トレース済みファイルの確認方法
実際のトレース済みSVGでAdobe Stockのベクター形式、アートボード寸法、編集可能なパス、AI使用の申告を確認し、自分の提出用コピーを準備します。
Adobe StockはAI、EPS、SVGのベクターファイルを受け付けます。トレース済みSVGに実際のパスが含まれていても、提出前の作業が必要な場合があります。アートボードが小さすぎたり、オブジェクトが編集しにくかったり、元の素材がライセンス提供に適さなかったりします。まずファイルを確認し、次に出自と用途を確認します。Adobeのベクター提出の概要は対応形式を挙げ、ZIPにまとめたベクターやベクターとしてアップロードするJPEGを対象外としています。
このガイドでは、実際のPerfectVectorトレース1点に要件を当てはめます。チームが制作方針を指定した独自の合成検証素材であり、Adobe Stockで承認された素材ではありません。目的は、アップロード前に次に必要な編集作業を見つけることです。
現在の技術要件を確認する
Adobeのベクター提出の技術要件には次の制限があります。
| 確認項目 | 公表された要件 | 確認するもの |
|---|---|---|
| ファイルサイズ | 最大45 MB | 最終保存ファイル |
| アートボード面積 | 最小15 MP、最大65 MP | ピクセル単位の幅 × 高さ |
| カラーモード | RGB | 書き出し文書のカラー設定 |
| アートボードの原点 | 左上のオフセットを0,0にする | アートボード位置と書き出し範囲 |
EPSのプレビューについてAdobeは、15 MP以上で書き出すか、High Resolutionの透明度プリセットを使うことを別途説明しています。このEPS固有の注記はSVGをラスター化する指示ではありません。
古い検索結果の抜粋には15 MPを推奨値とするものもあります。Adobeの現在の技術表は最小値と呼ぶ一方、デザインガイドラインにはより小さなカテゴリ別寸法も載っています。これらの表は、小さいファイルが通ると約束できるほど整合していません。一般的なベクターを新規提出するなら、技術表に合わせて準備し、該当するカテゴリのガイドも確認します。
メガピクセルはファイル容量ではなく面積を表します。4000 × 4000 pxのアートボードは、ベクターファイルが数キロバイトでも16 MPです。この計算は細部、芸術的な品質、編集可能性を測るものではありません。
サイズ変更前に実際のトレースを検査する
例は、青緑とサンゴ色の矢印の間に金色の立方体がある交易記号です。ラスター原本とSVGは2026年9月4日のPerfectVectorデモ用に作りました。SVGは実際のPerfectVector変換によるもので、制作用コピーではキャンバス全体を覆う白に近い背景パスだけを削除しました。絵のパスは修復もグループ化の変更もしていません。
このSVGそのものを検査すると、次の結果になります。
| ファイルの確認事項 | 結果 | わかること |
|---|---|---|
| 描画要素 | 8パス | 絵にベクターの形状が含まれる |
| 画像要素 | 0 | 埋め込みビットマップを包むファイルではない |
| 塗りの色 | 4 | 少数の色であり、品質の評価ではない |
| グループとテキストオブジェクト | どちらも0 | 既存のオブジェクトグループやアウトライン化されていない文字がない |
| 幅と高さ | 1254 × 1254 px | アートボード面積は1.572516 MP |
| 保存容量 | 4,401バイト | 容量は45 MBを大幅に下回る |
役立つ発見は両面があります。変換でパスはできましたが、既存アートボードは技術ページに記載された最小値を下回ります。追加準備のための作業素材であり、完成した提出一式ではありません。

未知のファイルでは、拡張子を証明とみなす前にSVGのラスター内容の検査ガイドを使います。EPSで納品する場合は、EPSに実際のベクターの絵が含まれるかを同様に確認します。
絵とアートボードを一緒に準備する
提出用コピーを作り、元のトレースを比較用に残します。この正方形の記号では4000 × 4000 pxが実用的な目標例です。16 MPは技術表の範囲内に収まります。これは寸法の計算であり、アップロード試験ではありません。
アートボードとともに絵も縦横比を保って拡大し、余白を確認します。空のキャンバスだけを増やすと、大きなプレビューの中に小さな記号が残る場合があります。ベクターの入れ物内のビットマップを拡大しても、形状は増えません。
保存したコピーを開き直し、実際の寸法を確認します。この検証素材ではwidth、height、viewBoxがすべて1254単位の同じ正方形を表します。ほかのSVGでは異なる場合があるため、viewBoxだけから書き出したアートボードを推測しないようにします。エディターが物理単位を示すなら、DPI欄から推測せず、面積計算のため文書の測定単位をピクセルに変えます。
納品用コピーとともに、形式、寸法、面積、容量、開き直しに使ったエディターを簡単に記録します。将来の書き出し変更を確認しやすくなります。
別のデザイナーが使えるパスにする
Adobeのデザイン指針は、名前を付けたレイヤーとグループ、フォントのアウトライン化、不要なスウォッチやほかの環境で表示が崩れる効果の回避を求めています。ベクター品質の指針でも、閉じた図形、埋め込みラスター画像がないこと、単純なパスを求め、複雑な画像の自動トレースに注意を促しています。
交易記号では、購入者が行う通常の編集を試します。立方体や下側の矢印を変えずに、上側の矢印の色を変えます。次に記号全体を選択し、輪郭を置き去りにせず移動します。8パスという数を喜ぶより役立つ確認です。少ない数でも扱いにくい組み合わせが隠れている場合があります。
矢印の先端、立方体の周りの狭い隙間、黒い境界が接する点を確認し、元画像と比較します。どの不規則さがデザインの一部で、どれに修復が必要かを決めます。輪郭を詳しく確認する必要があれば、ベクタートレースの品質チェックリストを使います。
顧客が合理的に行いそうな編集に合わせて、部分をグループ化して名前を付けます。このファイルにはグループがなく、変換は「上側の矢印」のような意味を持つオブジェクトを復元していません。塗りとその境界が一緒に保たれるか確認しながら、意図して構造を作ります。写真の質感や柔らかい描画の細部が重要なら、込み入ったベクターファイルにトレースするより、ラスターイラストとして残すほうが役立つ場合があります。
独自の平面的な絵がPNGやJPEGでしかない場合、PerfectVectorの画像からベクターへの変換ツールでこの検査手順に使うパスを作れます。編集可能な出発点として使い、提出先に合わせてアートボード、整理、素材の記録を準備します。
素材の権利とAI使用の申告も確認する
ファイル形式を変えても内容の出所は変わりません。Adobeには、元の絵、使用に関する同意書(リリース)、使用が制限された名称やマークを扱う別のベクター提出の法的要件があります。自分の素材について確認してください。トレースの成功は必要な権利を持つ証明ではありません。
この例はAI生成の絵から始まりました。Adobeの生成AIベクターのガイドラインは、一部または全部を生成AIで作ったベクターに適用され、通常のベクター規則を満たす編集可能な作品を求めています。生成したビットマップをトレースしても、その出自は消えません。
AdobeのAI素材の提出手順では、ツールのライセンス条件を確認し、AI生成素材にCreated using generative AI toolsオプションで印を付ける必要があります。元素材、関連する制作記録、編集済みの納品ファイルを一緒に保管します。技術的に有効な書き出しでもAdobeの審査を受けます。変換もこのチェックリストも、承認や販売を保証しません。
よくある質問
Adobe StockはSVGを受け付けますか? はい。ベクター提出の概要ではAI、EPSとともにSVGが挙げられています。内容と準備は引き続き、該当する技術、デザイン、素材の要件を満たす必要があります。
Adobe Stockのベクターにはどのアートボード寸法を使うべきですか? 現在の技術表は最小15 MP、最大65 MPを示しています。ピクセル単位の幅と高さを掛けます。4000 × 4000ピクセルのアートボードは16 MPです。カテゴリの指針と保存した書き出し結果も確認します。
PNGをSVGに変えるだけで十分ですか? いいえ。SVGに包まれたビットマップではなく編集可能な形状が含まれるか確認します。その後、アートボード寸法、整理、縁、素材の権利、必要なAI使用の申告を確認します。
AIの絵をトレースするとAI使用の申告が不要になりますか? いいえ。AdobeのAIベクター指針は、一部または全部を生成AIで作った作品を対象にしています。生成ビットマップをパスにしても出自は変わりません。
参考資料
- Adobe — ベクター提出の概要 — AI、EPS、SVGの対応形式とパッケージの制限。
- Adobe — ベクター提出の技術要件 — アートボード面積、容量、カラーモード、原点、EPSプレビューの指針。
- Adobe — ベクター提出のデザイン要件 — 編集可能な整理、フォント準備、効果、カテゴリ別寸法の指針。
- Adobe — 素材拒否につながる品質と技術の問題 — ベクター形状とラスター内容の品質確認。
- Adobe — ベクター提出の法的要件 — 元の絵、権利、使用に関する同意書(リリース)の検討事項。
- Adobe — 生成AIベクター提出のガイドライン — AI生成内容を含むベクターの編集可能性と要件。
- Adobe — 生成AI素材の提出 — ツールのライセンス、申告、審査手順。
編集可能なパスが必要な独自の平面的な絵がある場合は、PerfectVectorで変換し、SVGを開き直して、提出準備の前にアートボード、オブジェクト、素材の確認を行ってください。

